FM Towns: Free Software Collection 8

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Text File | 1994-06-01 | 35KB | 745 lines

******************************************************************************* ＦＭ－ＴＯＷＮＳ256色モード用グラフィックエディタ(要RAM:2M) 『NORA-PAINT』 Version 1.06c presented by MIMORI AKIRA 1993 ******************************************************************************* ●はじめに　本グラフィックエディタは256色モード、640×480ドットの環境で動作します。　「ＮＯＲＡ－ＰＡＩＮＴ」（以下｢のらぺ｣と略します）は当初アニメ調の絵を描くことを目的に作られました。このような絵ではそれほど特殊な機能がなくても充分描くことが出来ると思い、必要最小限の機能にしぼって操作性を向上させてみました。ただし、バージョンアップを繰り返しているうちに予想以上の機能を持ってしまっていますが(^^;) メニュー画面もシンプルにしてレスポンスの高速化を実現しています。のらぺの一番の特徴としましてグラデーションがあります。アニメ調の絵などでは２５６色をフルに使うことはまずありえません。そこで余っているパレットをグラデーション用に割り当ててマッハバンドの無い綺麗なグラデーション実現しています。他には　・「ニュー・トランスファー」ライクなマスク設定や画面拡大　・パソコン通信で広く使われているＭＡＧフォーマットやＰｉフォーマットに対応　・ＴＩＦＦ画像の圧縮に対応　・システムＣＤ内のマルチフォントや１２ドットフォントの描画　　V2.1L20で新たに追加された48ドットや60ドットフォントにも対応しています　・ルーペ画面の画面サイズの任意指定（画面一杯まで拡大可能）　・タブレットに対応　・TOWNS-PAINTのパレット並びへの変換が可能 ●起動方法　このエディタを起動するにはＴＯＷＮＳシステムソフトウェアＶ２.１が必要です。　ＴｏｗｎｓＭＥＮＵを立ち上げて、ＮＯＲＡ．ＥＸＰをクリックすれば本エディタが起動します。アイコン登録する場合は「ディレクトリ移動あり」にしてください。メモリが２Ｍの方はそのままでは起動しません。その場合はまずサイドワークをＯＦＦにしてください。それからアイコン登録のところでアプリケーションをＶ１.１にしてください。さらにオプションに /q を付けてください。他に常駐物などがあれば出来るだけ外してください。クイックロード･セーブ機能が使えなくなりますが、動かせるようになります。それでも動かないという人は、コンソールから以下のように起動してみてください。　run386 -spritmap nora /q うまくいけば動くかもしれません(^^;) 　起動時のオプション設定ですが、現バージョンでは以下の設定ができます。 /q ････････････クイックロード･セーブ機能を使用できなくなります。よってメモリの少ない方はこれを付けてください。 /c数字････････ウィンドウのカラー設定です。１～２５４までの数字を指定してください。デフォルトは２１８です。 /w数字････････数字の増減をする時のスピードを調整します。 HRなどの486機で速すぎて設定できないという時に設定してください。標準状態では1になっているので、 2以上の値を設定してください。　また、TIFF/MAG/Piファイルを書くと起動時にロードします。例) RUN386 NORA NOKO05.TIF /q /c230 ●環境設定ファイル　『NORA.EXP』と同一ディレクトリに環境設定ファイル『NORA.CFG』を置くことにより各種設定が出来ます。　・ＭＡＧ形式でセーブするときに使用する名前とコメントを設定できます。　・マルチフォントを使う場合のフォントファイルのあるディレクトリを　　指定することができます。デフォルトではCD-ROMに設定されています。　・タイルデータのファイル名を設定します。フルパスで設定してください。　　初期設定時にはＦドライブになっているので、各自で変更してください。また、ＭＡＧファイルに入る名前は環境変数ＵＳＥＲにセットしていてもＯＫです。 SET USER=MIMORI RUN386 NORA のようなバッチファイルを作って起動してください。両方で指定した場合は環境変数の方が優先されます。 ●基本操作　起動した時に表示されているのがメインウィンドウです。この中から実行したいコマンドがあるサブウィンドウを選択します。そしてそのサブウィンドウにあるボタンをクリックしてコマンドを実行します。　ウィンドウの左上にあるボタンをクリックすると１つ前のウィンドウに戻ります。　また、マウスのボタンのクリックの仕方によってコマンドの意味が変わるものもあります。例えば色選択は左クリックで色選択ウィンドウが開きますが、右クリックするとスポイトモードになります。　基本的には以下のようになります。・左クリック････コマンドの実行（選択）、数値の増加・右クリック････キャンセル　、数値の減少－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ ●機能説明－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ ◎メインメニュー　最初に表示されているメニューです。ここから必要なウィンドウを選択します。・ファイル･･･画像データをロード･セーブします・描画･･･････絵を描くものがすべて集まっています・複写･･･････画像の複写･拡大縮小などを行います・文字･･･････文字を描画します・設定･･･････各種設定を行います・ＣＤ･･･････ＣＤ演奏を行いますという構成になっています。 ○ファイル○ ************************************************************** 　ファイルのロード・セーブを行います。　　対象となるファイルとして以下の物があります。　　　・ＴＩＦＦ形式　２５６／１６色（圧縮対応）　　　　　　　　　　　640×480までの画像のみロード可　　　　　　　　　　　セーブ範囲は任意指定可　　　・ＭＡＧ形式　　２５６／１６色　　　　　　　　　　　640×480までの画像のみロード可　　　　　　　　　　　セーブ範囲は640×480固定　　　　　　　　　　　メモリが少ない場合に大きな画像がロード出来ないことが　　　　　　　　　　　あります　　　・Ｐｉ形式　　　１６色　　　　　　　　　　　表示のみ可（セーブは未対応）　　　　　　　　　　　横サイズが６４０までのもののみ可＜各コマンド解説＞・LOAD･･････ファイルセレクターが開くので、ロードしたいファイルをクリックしてください。　・SAVE･･････ファイルセレクターが開くので、セーブしたいファイルをクリックするか、ファイル名を入力してください。ファイル名の入力はファイル名が表示される所をクリックすれば入力モードになります。・固定･･････左クリックするとセーブ範囲指定ウィンドウが表示されます。　　　　　　各数字上でクリックすることにより数値が上下します。　　　　　　これにより「固定」モードでの範囲を指定します。　　　　　　右クリックすることにより「固定」「移動」が切り替わります。「固定」の時はロードする時に原点からロードされます。セーブでは設定されたサイズをセーブします。「移動」の時はロードする時に表示する場所を指定できます。セーブではセーブする範囲を指定できます。このスイッチはＭＡＧ画像には対応していません。・非圧･･････右クリックすることにより「非圧」「圧縮」「MAG 」「TIFF16」が切り替わります。このスイッチはセーブ時に有効で、「非圧」で圧縮せずにセーブを行い、「圧縮」で圧縮してセーブします。「MAG 」にするとMAG形式でセーブされます。「TIFF16」は使用パレット数が16色以下の時のみ16色TIFFとしてセーブできます。「MAG」「TIFF16」のセーブサイズは640X480に固定されています。「TIFF16」は圧縮には対応していません。・マスク････右クリックすることにより「ﾏｽｸOFF」「ﾏｽｸON」「ﾏｽｸREV」に切り替わります。 ON/REVの時はロードする時にマスクを考慮してロードします。　　　　　　　　左クリックするとマスクの設定ウィンドウになります。・拡大･･････画面の拡大率を指定します。・透明･･････透明度を指定します。これはロードする時に元の絵と重ね合わせを行う時に指定します。ただしパレットが標準状態のものでないと正しい色が出ないので注意してください。OFFにするとロードする絵をそのまま表示します。数字が０に近くなるほどロードする絵が薄くなります。・UNDO･･････間違えてロードしてしまった時などにこれをすると前の状態に戻ります。　○描画○ ***************************************************************** 　絵を描くメインの部分です。・■色番号･･メインカラーを表示しています。　　　　　　　　メインカラーとは描画時に使用する色のことです。・色選択････左クリックで色選択ウィンドウが表示されます。その中から描画時に使用する色をクリックするとメインカラーに設定されます。右クリックでスポイトモードになります。十字カーソルが出るので、左クリックするとその場所の色を拾うことができます。右クリックするとキャンセルします。・パレット･･パレットウィンドウが表示されます。ここではパレットの変更やグラデーションパターンの作成を行います。詳細は別に解説します。・曲線･･････マウスを左クリックしている間、線を描きます。右クリックでスポイトモードになります。さらに右クリックするとウィンドウに戻ります。左クリックして色を拾うとその色で線が描けるようになります。このスポイトモードは以下の描画コマンドのほとんどに付いています。・直線･･････左クリックするごとに直線で結ばれます。押しっぱなしにすると　　　　　　曲線が引けます。右クリックでスポイトモードに入ります。・ポリゴン･･多角形を描きます。　　　　　　　　まず開始点から線を描いていきます。マウスの左ボタンを押し続け　　　　　　　　ると曲線で描け，断続的にクリックするとその点を直線で結んでい　　　　　　　　きます。マウスを右クリックすると今引いた線がキャンセルされま　　　　　　　　す。右ボタンを押し続けるとスポイトモードになります。　　　　　　　　マウスのボタンを左右同時に押すと開始点と終了点が結ばれ、その　　　　　　　　内部が塗り潰されます。ボタンを左クリックするとタイルパターン設定ウィンドウが表示されます。タイルパターンがONになっていると設定されているタイルで多角形を描画します。　　・塗り･･････左クリックした場所と同じ色で繋がっている場所をメインカラーで　　　　　　　　塗り潰します。ボタンを左クリックするとタイルパターン設定ウィンドウが表示されます。タイルパターンがONになっていると設定されているタイルで塗り潰します。　　・グラデ････グラデーションを描画します。最初にグラデーションを描きたい場所を指定します。　　　　　　　　マウスを左クリックして開始点を指定し、ＢＯＸが表示されるので　　　　　　　　それで範囲を指定します。　　　　　　　　次に方向を指定します。右クリックすると始点が変化します。　　　　　　　　左クリックするとそのＢＯＸ内にグラデーションを描画します。　　　　　　　　グラデーションの色は最初にパレットウィンドゥで指定しないと正　　　　　　　　しく表示されません。　　　　　　　　マスク機能を使用することにより任意の位置にグラデーションを描　　　　　　　　くことも出来ます。右クリックをするとモード変更ができます。モードを変更することによってグラデーションのかける方向が縦や横、斜めになります。　　・四角･･････四角形を描画します。右クリックするとモードが変更されます。四角形の枠だけ描くモー　　　　　　　　ド（□）と四角形の内部も塗り潰すモード（■）の指定ができます。　　　　　　　　左クリックすると四角形を描画します。　　　　　　　　マウスを左クリックして左上座標を指定し、もう一度左クリックす　　　　　　　　ると右下座標が指定されて、四角形が描画されます。タイルパターンがONになっていると設定されているタイルで塗り潰します。　　・円････････正円を描画します。右クリックするとモードが変更されます。円の枠だけ描くモード（○）と円の内部も塗り潰すモード（●）の指定ができます。　　　　　　　　左クリックすると円を描画します。まず最初に左クリックすると円の中心点を指定します。マウスを動かすと円が描かれるので描きたい大きさのところで左クリックしてください。すると円が描けます。タイルパターンがONになっていると設定されているタイルで塗り潰します。　　・ブラシ････マウスの左ボタンを押している間ブラシを吹きつけます。　　　　　　　　右クリックするとサイズ指定ウィンドウになります。　　・熊手･･････マウスの左ボタンを押している間、その周りの色をランダムに入れ　　　　　　　　換えます。右クリックするとサイズ指定ウィンドウになります。　　　　　　　　このコマンドはどのように使うかというと、色の境目などを　　　　　　　　なぞると境界がはっきりしなくなり、ぼかしたようになります。　　・マスク････左クリックするとマスク領域の設定ウィンドウになります。右クリックするとモード変更になります。ﾏｽｸ OFF･･･マスクせずに描画します。ﾏｽｸ ON ･･･マスクで指定された領域への描き込みが出来なくなります。ﾏｽｸ REV･･･マスクで指定された領域のみ描き込みが出来るようになります。　　・Q-SAVE････画面をバッファ領域に退避します。　　・Q-LOAD････バッファ領域に退避された画面データを復元します。・拡大･･････描画時の画面の拡大倍率を指定します。１～８まで指定することができます。・透明･･････透明度を指定します。OFFの状態がノーマル状態で、0～255までの値を指定すると背景色と設定色を混合して描画します。（注）パレットを変更している状態ではOFFの状態にしておいてくだ　　　さい。正確な混合が出来ません。・太さ･･････ペンの太さを指定します。1～32までを指定できます。・ルーペ････ルーペウィンドウを開きます。・UNDO･･････最後に描画した状態の前に戻します。　　《パレットウィンドウ》　　　　描画ウィンドウ内にある「パレット」をクリックすると表示されます。　　　　ここではパレットの変更やグラデーション作成などを行います。 ┌───────────────────┐ │┌─────┬─────┬─────┐│ │├─────┼─────┼─────┤│←コマンド │└─────┴─────┴─────┘│ │┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐│ ││ │ │ │ │ │ │ │ │▲││ │├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤│ ││ │ │ │ │ │ │ │ │ ││←パレット表示 │├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤│ ││ │ │ │ │ │ │ │ │▼││ │└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘│ │┌────┐┌───────────┐│ ││メイン ││ ＲＧＢデータ ││ ││ カラー││ 設定 ││ │└────┘│ ││ │┌─┐┌─┐│ ││ グラデーション││ ││ │└───────────┘│ 両端色設定 →││ ││ │┌───────────┐│ │└─┘└─┘└───────────┘│←グラデーション └───────────────────┘　表示【コマンド】　　　・ロック････右クリックするごとにOFFとONが切り替わります。ロックとは間違えてパレットを変更しないようにロックを掛けておくことを意味します。 ONの状態でロックを掛けておきたい色の所をクリックすると斜めの線が入ります。この状態ではパレットを変更することはできませんデフォルトでは０番（黒）２５５番（白）２１８番（ｳｲﾝﾄﾞｶﾗｰ）の３つがロックされています。　　　　　　　　　ロックされている所をONの状態でクリックするとロックが解除されます。　　　・ｽﾎﾟｲﾄ･････スポイトモードに入ります。・標準･･････右クリックすることで｢標準｣｢ソート｣が切り替わります｡｢標準｣を左クリックすると標準パレットに戻します。｢ソート｣を左クリックするとパレットソートをします。このパレットソートは使用パレットと未使用パレットを分割し、さらに色の暗い順に並べ直します。使用パレットはパレット番号の小さい方に集められます｡尚、パレット番号０及び２５５は固定されています。この機能は時間がかかりますので、しばらくお待ち下さい。決して暴走している訳ではありませんので。・UNDO･･････パレットを変更する１つ前の状態に戻します。・TP←NP････右クリックすることにより方向が変わります。左クリックにより矢印の方向へパレット並びを変更します。　　　　　　初期状態ではNPからTPに向けて(左側に矢印が向いています) この時現在のパレットの並びをTOWNS-PAINTのパレットの並び方に変更します。TOWNS-PAINTでパレットを変更した時などはこれを行うことにより同じような並び方になって便利です。尚、これを行うと画像データ自身のパレットも変わってしまっているためセーブする前に必ず元に戻してください。つまり、矢印を逆にしてもう一度実行するということです。・MAKE･･････グラデーションカラーを設定します。グラデーションの設定方法は別に説明します。【パレット表示】　　　　右端のボタンを押すことにより上下にスクロールします。パレットは上に行くほど番号が小さくなり下に行けば番号が大きくなります。パレットウィンドウを開いた状態ではメインカラーが画面内に表示されるようになっています。メインカラーのところは縁取りが白になっています。メインカラーに設定したい色の所をクリックすると、その色がメインカラーとなります。【ＲＧＢ設定】メインカラーに設定されている色のＲＧＢデータを表示しています。各ＲＧＢは０～２５５まで変えることができます。　　　　右側に表示している数値の所をクリックすれば数値を増減させることが出来、　　　　バーを直接クリックしても数値を変更させることができます。｢メインカラー｣及び｢グラデーション両端色設定｣はそれぞれがボタンになっていて、クリックするとその部分が浮き上がり、浮き上がっているところのパレット番号の内容が｢パレット表示｣及び｢ＲＧＢ設定｣に表示されます。実際触っていただければ、だいたいわかると思います。【メインカラー】　　　　描画などで使われる色番号及びその色を表示しています。【グラデーション両端色設定】　　　　グラデーションの開始・終了色を表示します。左側が開始色で右側が終了色で　　　　す。【グラデーション表示】　　　　グラデーションが設定されるとこの場所に表示されます。　　《グラデーションの設定方法》　　　　まず使用するパレット領域を指定します。グラデーション両端色設定の開始終了位置を決めます。例えば、パレット番号の１００～２００をグラデーション　　　　に割り当てるとします。その場合、両端色設定の左側を１００番にして、右側　　　　を２００番に変更します。（左側の番号が常に小さくなるようにして下さい）　　　　次に、グラデーションの色の設定を行います。開始・終了それぞれの色をパレ　　　　ットを変更して決めます。設定が終了すればコマンドの「MAKE」をクリックし　　　　てください。すると「グラデーション表示」のところにグラデーションが表示　　　　されます。　　　　これで設定が終了です。描画ウィンドウ内の「グラデ」を使うことにより綺麗　　　　なグラデーションを使用することができます。　　　　なお、グラデーションを設定すると使用したパレットにロックがかかります。　　　　このグラデーション設定は使い方しだいでいろいろなことに使えると思います　　　　例えば影を付けたりしたい時に一番薄い色と濃い色を設定してグラデーション　　　　を作り、それを使って影を付けていけばきれいにしあがったりします。　　《タイルパターン設定》タイルパターンを設定します。ボタンの下に表示されているのが現在設定されているタイルパターンです。また、ここをクリックするとパターン取得モードになり、画面上からパターンを取得することが出来ます。右にあるのがエディタでタイルパターンを自分で編集することが出来ます。ここで用いるタイルパターンデータはTOWNS-PAINTで使われているものと基本的には同じですので、TOWNS-PAINTのPATTERNﾃﾞｨﾚｸﾄﾘ内にある｢INIT_T.T25｣を使用することが出来ます。使用したい場合ははNORA.CFGで指定してください。また、NORA-PAINTに付属しているパターンデータは私が適当に作ったものですので、ご自由に変更・修正・追加してください。・■色番号･･メインカラーを表示しています。　　　　　　　　この色を用いてタイルパターンを描くことができます。・色選択････左クリックで色選択ウィンドウが表示されます。その中からマスク・パレット･･パレットウィンドウが表示されます。・タイルON･･｢ポリゴン｣及び｢塗り｣でタイルパターンを使用して描画するかを設定します。タイルパターンを使用するときはONにしてください。・タイル 0･･タイルパターンの番号を設定します。本エディタでは９種類のタイル　　　　　　　　を設定することが出来ます(0～8) ・LOAD･･････タイルパターンをロードします。NORA.CFGで正しく設定されていない場合はロード出来ないことがあります。・SAVE･･････タイルパターンをセーブします。NORA.CFGで正しく設定されていない場合はセーブ出来ないことがあります。　　《マスク設定》　　　マスク領域の設定を行います。・■色番号･･メインカラーを表示しています。　　　　　　　　この色を用いて設定や解除を行います。・色選択････左クリックで色選択ウィンドウが表示されます。その中からマスク設定したい色をクリックするとメインカラーに設定されます。右クリックでスポイトモードになります。十字カーソルが出るので、左クリックするとその場所の色を拾うことができます。右クリックするとキャンセルします。　　・ﾎﾟﾘｺﾞﾝ････描画モードでのポリゴン指定と同じ操作を行うとその部分がマスク設定されます。・ﾏｽｸ設定･･･メインカラーに設定されている色をマスク設定します。この設定をしてからその色が変更されてもマスク設定は維持されますつまり、他のエディタなどにある「指定された色にマスクをかける」　　　　　　　　ではなくて、画面上にマスク領域を設定すると考えてください。　　　　　　　　ニュー・トランスファーを使ったことのある方ならわかると思います・ﾏｽｸ解除･･･メインカラーに設定されている色をマスク設定からはずします。　　・反転･･････マスク領域を反転します。・領域ｸﾘｱ･･･マスク領域をクリアします。・拡大･･････描画時の画面の拡大倍率を指定します。１～８まで指定することができます。　　《ルーペ》　　　ルーペウィンドウが開き、拡大された画面が表示されます。　　　ウィンドウサイズは任意に決めることが出来て、画面一杯まで開けることも　　　出来ます。ウィンドウの右下の３つのボタンでサイズ変更が出来るようになっていて、　　　　　□←画面一杯までウィンドウを大きくする　　　　□□←マウスでサイズを変更できる　　　　↑ 　　　　初期状態の大きさに戻す　　　各ボタンは以上のようになっています。・■色番号1･メインカラーを表示しています。　　　　　　　　この色を用いて描画を行います。左クリックすると色選択ウィンドウが開くので、使用したい色を　　　　　　　　選びます。右クリックするとスポイトモードになります。・■色番号2･サブカラーを表示しています。　　　　　　　　｢MODE 1｣の場合有効で、右ボタン用の色となります。左クリックすると色選択ウィンドウが開くので、使用したい色を　　　　　　　　選びます。右クリックするとスポイトモードになります。・パレット･･パレットウィンドウが表示されます。メインカラーのパレットを　　　　　　　　変更することが出来ます。・曲線･･････曲線を引くことが出来ます。（描画ウィンドウと同じです）・直線･･････直線を引くことが出来ます。（描画ウィンドウと同じです）・塗り･･････指定された色で塗ります。（描画ウィンドウと同じです）・四角■････四角形を描きます。（描画ウィンドウと同じです）・x2x4x8････ルーペの倍率を設定します。・mode 2････ルーペ描画モードです。｢mode 1｣の場合左クリックで色番号1、右クリックで色番号2を使って描画します。(TOWNS-PAINT互換モード) ｢mode 2｣の場合は左クリックで色番号1を使って描画します。右クリックはクイックスポイトになっています。・UNDO･･････ルーペウィンドウに入った時の状態に戻します。　○複写○ ****************************************************************** 　複写や拡大縮小をします。まず最初に範囲指定をします。その範囲をそれぞれ選んだコマンドに応じて実行します。・ﾉｰﾏﾙ･･････範囲指定した場所をそのまま別の場所に複写します。左クリックすると描画されます。右クリックで解除です。・上下反転･･範囲指定した場所を上下反転させて別の場所に複写します。・左右反転･･範囲指定した場所を左右反転させて別の場所に複写します。・拡大縮小･･範囲指定した場所を任意サイズに拡大縮小させて別の場所に複写します。最初に元の絵の範囲を決定して、次に表示させたい左上座標と右下座標をクリックすると指定されたサイズに変換されます。　　・マスク････左クリックするとマスク領域の設定ウィンドウになります。右クリックするとモード変更になります。操作方法は描画コマンドを見てください。・拡大･･････描画時の画面の拡大倍率を指定します。１～８まで指定することができます。・UNDO･･････最後に描画した状態の前に戻します。　○文字○ ******************************************************************* 　内蔵フォントや12ドットフォント、マルチフォントを描画します。　　　注意事項として、「文字設定」と「文字描画」が隣り合わせになっているため　　　間違えてクリックしないように気をつけて下さい。・文字色････文字の色を選んでください。・飾り色････「影付」や「縁取」で使われる色を選んでください。　　・文字設定･･描画したい文字を入力するウィンドウが開くので文字をキーボードより入力してください。なお、このウィンドウが開かれると以前に設定していた文字はクリアされるので注意してください。　　・文字描画･･文字を描画します。文字が描かれる範囲が出るのでマウスで描画したい位置に移動させてクリックすると描画されます。・標準ﾌｫﾝﾄ･･描画に使うフォントを指定します。クリックすると使用できるフォントが変わっていきます。 1.標準ﾌｫﾝﾄ････本体ROM内蔵のフォントです。 2.明朝体24････マルチフォントの明朝体です。２４ドットフォントです。 3.まる文字････マルチフォントのまる文字です。２４ドットフォントです。ＪＩＳ第１水準しかありません。 4.教科書体････マルチフォントの教科書体です。２４ドットフォントです。 5.ｺﾞｼｯｸ24･････マルチフォントのゴシック体です。２４ドットフォントです。 6.毛筆体 1････マルチフォントの毛筆体です。４８ドットフォントです。これはOASYSディレクトリ内のフォントを使用しています。 V2.1L20を持っている方は｢毛筆体2｣を使ってください。こちらには半角フォントがないからです。 7.12ドット････V2.1の12ドットフォントです。以下はTownsOSV2.1L20をお持ちの方のみ使用できます。 8.明朝体48････マルチフォントの明朝体です。４８ドットフォントです。 9.ｺﾞｼｯｸ48･････マルチフォントのゴシック体です。４８ドットフォントです。 10.毛筆体 2････マルチフォントの毛筆体です。４８ドットフォントです。｢毛筆体 1｣と同じフォントですが、半角文字が使用出来ます｡ 11.明朝体32････マルチフォントの明朝体です。３２ドットフォントです。 12.ｺﾞｼｯｸ32･････マルチフォントのゴシック体です。３２ドットフォントです。 13.明朝体60････マルチフォントの明朝体です。６０ドットフォントです。 14.ｺﾞｼｯｸ60･････マルチフォントのゴシック体です。６０ドットフォントです。・標準ﾌｫﾝﾄ･･描画に使うフォントを指定します。クリックすると使用できるフォ・太字･･････描画時に描かれる文字を太くします。クリックするとON/OFFが切り替わります。・斜体･･････描画時に描かれる文字を斜めにします。クリックするとON/OFFが切り替わります。・影付･･････描画時に描かれる文字を飾り色で影を付けます。クリックするとON/OFFが切り替わります。・縁取･･････描画時に描かれる文字を飾り色で縁取りします。クリックするとON/OFFが切り替わります。・文字間隔･･現在このコマンドは使用できません（出来ないこともないのだが･･･) ・横････････描画する文字の横ドット数を設定します。ドット数はフォントと同じドット数か、その倍数にしておかないと綺麗に描画されません。・縦････････描画する文字の縦ドット数を設定します。ドット数はフォントと同じドット数か、その倍数にしておかないと綺麗に描画されません。　　・マスク････左クリックするとマスク領域の設定ウィンドウになります。右クリックするとモード変更になります。操作方法は描画コマンドを見てください。・拡大･･････描画時の画面の拡大倍率を指定します。１～８まで指定することができます。・透明･･････透明度を指定します。OFFの状態がノーマル状態で、0～255までの値を指定すると背景色と設定色を混合して描画します。・UNDO･･････最後に描画した状態の前に戻します。　○設定○ ******************************************************************* 　設定やその他のコマンドを実行します。・ﾒﾆｭｰ色････ウィンドウで使用している色を選んでください。これはパレットの変更されているCGをロードしてきた場合などにメニューの色が見にくくなった場合に使用してください。・白紙作成･･画面を白でクリアします。　　・ﾏｳｽAUTO･･･右クリックするたびに｢AUTO｣と｢NORM｣に切り替わります。　　　　　　　　｢AUTO｣の時は拡大画面時に倍率に合わせてマウスの移動量を調整しま　　　　　　　　す。｢NORM｣の時は拡大画面時でも変化しません。・ﾊﾟﾙｽ･･････数値を大きくするとマウスカーソルの移動が遅くなります。逆に小さくすると速くなります。・ﾀﾌﾞﾚｯﾄON･･マウスクリックで｢ON｣｢OFF｣が切り替わります。｢ON｣でタブレットの筆圧機能が使えるようになります。もちろんTOWNS-MENUの設定でタブレットをONにしておかなければいけません。タブレットを持っていない方には関係ありません。また、タブレットはマウスポートの左側に差してください｡そうしないと筆圧ペンが使えなくなります。・筆圧･･････どのくらいの筆圧でマウスの左クリックとみなすかを設定します。値が大きくなるほど強く押さなくてはいけなくなります。サイドワークのコントロールパネルのタブレット筆圧と同じです。・太さ･･････ﾀﾌﾞﾚｯﾄON状態での最大の太さを設定します。描画メニュー内の｢曲線｣｢直線｣で線を描く時にタブレットを一番強く押している時の線の太さになります。ＣＤ○ ******************************************************************* 　ＣＤ演奏をします。・演奏開始･･ＣＤを演奏します。・演奏終了･･ＣＤの演奏を止めます。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝【著作権などについて】　このプログラムの著作権は，ＭＩＭＯＲＩにあります。このプログラムはフリーソフトウェアです。ですので再配布は基本的には自由です。　再配付する場合は本ﾄﾞｷｭﾒﾝﾄ及び｢NORA.CFG｣｢TILE.DAT｣を必ず付けておいてください｡　なお、転載などする場合は私の方までメールでご連絡お願いします。　バージョンアップなどがあった場合は出来るだけ転載してあげて下さい。　とりあえず致命的なバグは無くなっていると思いますが、完全とはいえません。　このプログラムによって不都合などが生じても責任は負いきれませんので、　気を付けて下さい。【謝辞】　ソースプログラムを一部流用させていただきありがとうございました。　　　　ポリゴン指定ルーチン・・・ぴこ★さん　　　　ＭＡＧロード・セーブ・・・Ｍａｌｏｒさんまた、とんとさんにはTOWNS-PAINTのパレット並びを教えていただきました。　その他、いろいろレスいただき参考にさせていただいた「電脳わ～るど」のみなさん　どうもありがとうございました。　そして素晴らしい画像フォーマットを公開していただいたやなぎさわ氏(Pi)、　Woody RINN氏(MAG)に感謝いたします。【コメント】　私自身ＣＧを描いたりしていますが、「使いやすいソフトがない」「値段が高い」などなど困り果てたすえ、それなら自分で作ってしまえといって出来たのがこの「のらぺ」です。「のらぺ」の前にも未発表のグラフィックエディタがたくさんあったのですが、初めて人前に出せるようなものが出来ました。（なにしろTOWNSを買って最初に作ったまともなソフトが256色ｸﾞﾗﾌｨｯｸｴﾃﾞｨﾀだったのだから(^^;) 歴史は長いぞ(^^;)ちなみに初代南野型だ！）　コンセプトというと変かもしれませんけど、なるべくメニュー間の移動がないようなものを作ろうと心掛けました。また、ウィンドウの大きさを出来るだけ小さくなるようにしました。このあたりでいろいろ制約が出来て使いにくくなっているかもしれません。ごめんなさい。改善は次回作に期待してください。　感想やご意見お待ちしています。【最後に】　今後の予定ですけど、忙しくてあまり機能アップは出来ないと思います。このVer1.06が最終バージョンだと思ってくださっても結構です。これからは『はいぱ～のらぺ'ELLEN'』をメインに開発を進めていくつもりです。基本的な画面レイアウトや操作性は同じものになってしまいましたが、なかなか面白いものができそうです(^^;) お楽しみに｡ ●変更履歴 v1.01 ･正式公開バージョンになるはずだった･･･ v1.01β 正式公開バージョン･CD演奏機能追加･T-OS V2.1L20で追加されたマルチフォントに対応 v1.02 ･ＭＡＧ形式のローダーを高速化（256色のみ) ･描画モード時のマウス位置の記憶･曲線やポリゴンでのマウスカーソル表示･拡大時のマウススピード変更　　　　･ブラシ・熊手の範囲指定を追加　　　　･斜めグラデーションを追加 v1.02a ･ハードコピー登録による障害修正 v1.03a ･フリコレ６バージョン･ルーペ機能(暫定版)追加･ＭＡＧ形式のセーブ高速化･範囲固定セーブにおいて範囲の数値での設定追加･ロード時のパレットデータの異常修正･V1.1登録時のバグ修正 v1.04c ･タブレット機能(筆圧ペン)追加･TOWNS-PAINTのパレット並びへの変換機能追加･ルーペ内での｢塗り｣機能追加及び曲線などでのマウスカーソルを表示･Ｐｉ形式のローダー追加･ＨＲやＵＲなどの486機用のウェイト変更スイッチ追加 v1.05a ･タイルパターンの追加･v1.04でのCMOS破壊に関するバグ対策･文字設定でのBSｷｰが効かないﾊﾞｸﾞ修正 v1.05b ･四角や円でもタイルパターンが使えるようにした v1.06c ･パレット使用数が１６色以下のときだけＴＩＦＦ１６色でセーブ　　　　　出来るようにした･Pi画像ローダーの高速化･使用･未使用パレットソート機能追加 ----------------------------------------------------------------------------- ＭＩＭＯＲＩ　　　　　　　　　　　　　　電脳わ～るど : DW0084 NIFTY-Serve : HHD02516 -----------------------------------------------------------------------------